【七夕賞】戸崎　モズナガレボシに願いを込めて

　【東西ドキュメント・栗東＝7日】7月7日。調教開始時間の午前5時はもう明るかった。寺下は空を見上げたが、星は見つからず…。願いは届くのか！？先週の東西2重賞は◎が共に2着で悔しい思いをした。七夕の願いは本命馬の1着しかない。

　七夕賞はモズナガレボシに願いを託すつもりだ。昨夏の小倉記念は格上挑戦の6番人気ながら豪快に差し切った。佐藤助手は「当日に外差しの馬場になり、はまりにはまった。でも運も実力のうちだから」と懐かしむ。その後は馬券に絡んでいないが、2走前の新潟大賞典（4着）は早めに先頭に立って見せ場をつくった。「うまく乗ってくれたね。休み明けでなかったら、もっと際どかったかも」

　今回は休み明け3戦目で、得意な2000メートル戦。「昨年も夏に頑張ってくれたし暑くても状態は良さそう。はまってくれたらと祈るのみですよ」と願いを込めた。過去6年で3勝している七夕賞男・戸崎に託そう。