【大井・東京プリンセス賞】スピーディキック牝馬2冠!次走は東京ダービーも視野

[ 2022年5月12日 05:00 ]

ゴール前で抜け出して東京プリンセス賞を制したスピーディキック
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 南関東牝馬クラシック第2弾「第36回東京プリンセス賞」が11日、大井競馬場で行われた。1番人気のスピーディキックが直線抜け出し優勝、桜花賞に続き2冠を達成した。同馬と2着コスモポポラリタには「第58回関東オークス」(6月15日、川崎)への優先出走権が与えられた。

 「勝ってこい」。そう言って御神本を送り出した藤原師も納得の騎乗で結果を出した。道中は中団で脚をためて流れに乗った。動き出したのは3コーナー過ぎ。外から一気にポジションを上げると直線を向いたところでは4番手。先に抜け出したレディオスターを残り100メートルでかわしきると、最後もコスモポポラリタの強襲を首差しのいでVゴールに飛び込んだ。これで南関東では19年トーセンガーネットから4年連続での2冠馬誕生となった。

 「思ったより前めの位置が取れたし、自分のリズムを崩さずレースが進められた。直線も長いし、砂も深かったので早めの仕掛けになってしまったが最後は良くしのいでくれた。底力で達成できた」と御神本は振り返った。次走は東京ダービー(6月8日)と関東オークスの両にらみ。牝馬で頂点を目指すのか、3冠を狙うのか、いずれにしてもファンの楽しみが広がる一戦だった。

 ▼2着コスモポポラリタ(和田)残念。道中は集中してくれたし、直線で外に出したら凄く切れた。

 ◆スピーディキック 父タイセイレジェンド 母デザートフラワー(母の父サイレントディール) 牝3歳 浦和・藤原智行厩舎 馬主・加藤鈴幸氏 生産者・北海道浦河町の熊谷武氏 戦績10戦6勝(南関東3戦3勝) 総獲得賞金8545万6000円

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2022年5月12日のニュース