「ニホンピロ」で一時代築く 小林百太郎オーナー死去、93歳

[ 2022年4月10日 05:30 ]

1985年マイルCSをニホンピロウイナーで連覇した河内(現調教師)
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 「ニホンピロ」の冠名で一時代を築いた小林百太郎オーナーが3月27日に死去していたことが9日、分かった。93歳だった。ニホンピロウイナー(85年安田記念、84&85年マイルCS)、ニホンピロバロン(18年中山大障害)で知られる大オーナーだった。

 ニホンピロウイナーの主戦を務めた河内洋師は「騎手には何も言わず任せてくれた」と寂しげ。12年ジャパンCダートをニホンピロアワーズで勝ち、自身のG1初制覇を飾った酒井は「20年以上も騎手でいられるのはオーナーのおかげ。あの勝負服は大好き。向こうの世界でも楽しく競馬を満喫してほしい」と別れを惜しんだ。なお、「ニホンピロ」は小林氏が設立した「ニホンピローブロック株式会社」から。ピローブロックとは工業用品で「転がり軸受けユニット」のこと。今後、ニホンピロの勝負服は息子の英一氏が引き継ぐ。

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2022年4月10日のニュース