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【高松宮記念】「2F目」対応ならロータスランド台頭 道悪もめっぽう強い

[ 2022年3月24日 05:30 ]

厩舎周りで運動するロータスランド
Photo By 提供写真

 春のG1シリーズ新企画「G1展開王~前か後ろか」は予想のファクターとして重要な展開を多角的に分析する。今年の顔ぶれなら超ハイペースにはならないかもしれない。そんな視点から初めて1200メートルに挑戦する先行馬ロータスランドにスポットを当てた。

 過去3年の展開予想は極めてシンプルだった。韋駄天(いだてん)モズスーパーフレアがいたから。19~21年ともにビュンビュン飛ばしてハナを切った。速いペースが差し、追い込みを誘発する形になった。そんな快速牝馬が引退。同様にテンが速いビアンフェの姿もない。スピードの絶対値が高い、生粋の逃げ馬が見当たらない。今回は様相が違う。

 出走表の通過順位を確認してほしい。前走で逃げたのはサリオスただ1頭。これも香港のマイル戦であって、スプリントではない。2走前を見てもファストフォース(阪神C)だけ。3走前に広げてもメイケイエール(キーンランドC)とロータスランド(富士S)が加わるだけ。一体、何が逃げるの?スタートからガンガンやり合う雰囲気にはならないかもしれない。

 スプリント特有の速い流れはない。そう決め込むなら、初めてこの距離を走る馬に大きな希望が広がる。ペースに戸惑う危険性が薄れるからだ。このレースはスプリンターズSと比較すると、マイル路線からの好走例が多く見られる。昨年はマイルG1・2勝のインディチャンプが初めての1200メートルで3着に入っている。

 ロータスランドは前走の京都牝馬Sが19年もみじS以来の1400メートルでV。勝ちタイム1分19秒7は同じ舞台で行われた翌週の阪急杯(ダイアトニック)より0秒2速い。当日は午後から雨が降っていたことを考えれば、大きな価値を与えられる時計だ。

 辻野師は「スピード自体は通用するはず。これまでと違う流れの中で、ためをつくれたら」と話す。このレースの前半3Fラップを1Fずつ区切り、過去10年の平均値を出すと12秒0→10秒5→11秒2。2F目でグッと速くなる。前走のロータスランドは12秒2→10秒8→11秒3のレースラップで2番手から運べた。2F目のペースアップに対応。初のスプリント戦でも「2F目」をクリアできれば楽しみ。また、週末は天気が崩れる可能性がある。道悪(やや重~不良)で【3・1・0・0】とめっぽう強い。ひと雨が降るようなら、鬼に金棒だ。

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