【共同通信杯】“勇退”藤沢和師期待のレッドモンレーヴ

[ 2022年2月9日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=8日】全休日明けの火曜朝。関東記者のお決まりは、坂路下の角馬場での藤沢和師詣で。田井がふと自身の日程表に目をやると、火曜の美浦勤務はこの日が今月ラスト…。名伯楽の定年引退まで3週間を切った実感が一気に押し寄せてきた。

 感傷的になる田井とは対照的に、いつもと変わらない笑顔で坂路に向かう馬に“あいさつ”する藤沢和師。その一団に共同通信杯出走のレッドモンレーヴの姿があった。新馬戦2着後の前走で順当勝ち。「競馬が上手でセンスがある。まだ子供っぽさもあるけどいい馬。期待の一頭ですよ」。ランフォザローゼス(19年ダービー7着)、レッドルレーヴ(20年フラワーC2着)などを兄姉に持つ厩舎ゆかりの血統。「前向きで、(母父の)ディープインパクトらしい素軽さもある。ランフォザとはまた違ったタイプだよ。ここを目標に在厩でしっかりやってきた。楽しみ」。厩舎127個目の重賞タイトルへ。応援せずにはいられない。

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2022年2月9日のニュース