嘉藤貴行　ラスト騎乗は8着「無事に終わってホッとしています」

今季限りで引退する嘉藤（左）は武豊から花束を贈られる（現場代表）

　1月から調教師に転身する嘉藤貴行（40）が28日、中山競馬場で5鞍に騎乗し、10R（アイアムイチオシ8着）で現役最終レースを終えた。最終騎乗後、武豊から花束を受け取り、騎手仲間からの胴上げで宙を舞った嘉藤。「無事に終わってホッとしています。」思い出のレースはコメート（5着）で挑んだ15年ダービー。驚がくしたのはドゥラメンテの強さだった。嘉藤は「今度は調教師としてドゥラメンテのような馬をダービーに送り出したい」と現役時代からトレードマークだったスマイルは最後まで崩さなかった。通算成績は5485戦157勝。重賞は未勝利。開業は3月の予定。