【ホープフルS】武豊 JRA・G1完全制覇ならず…大記録達成はお預け

[ 2021年12月28日 15:28 ]

武豊
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 今年の中央競馬を締めくくる2歳G1「第38回ホープフルS」(芝2000メートル)は28日、中山競馬場で行われ、5番人気のアスクワイルドモア(牡2=藤原英)は10着。鞍上の武豊騎手(52)は前人未到の平地G1全24レースへ王手をかけていたが達成ならず。歴史的な大記録は来年以降へお預けとなった。

 アスクワイルドモアは父キズナ、母ラセレシオン(母の父ゼンノロブロイ)の血統。通算成績は5戦1勝。前走・札幌2歳S(G3、札幌・芝2000メートル)2着から約4カ月の休み明けでの参戦で敗れ、2勝目はお預け。

 武は今年の朝日杯FSをドウデュースで制し、現在JRAで実施されている平地G1全24レースの完全制覇へ王手。「リーチ一発で決めたいね」と臨んだ最後の1冠となるホープフルSでの1位入線はならず。G1昇格後の2017年から3度目の挑戦となったがタイトルにはまたしても届かなかった。

 それでもホープフルSは前身の「ラジオNIKKEI杯2歳S」で2009年ヴィクトワールピサ、2010年ダノンバラードで2度優勝。さらにその前の「ラジオたんぱ杯2歳S」では2004年ヴァーミリアン、「ラジオたんぱ杯3歳S」では1998年アドイヤベガ、「ラジオたんぱ杯3歳牝馬S」では1989年レガシーワイスで勝利を飾るなど計5度の優勝を記録。名前が変わる度に勝利を収めてきた“得意レース”だ。過去2度の挑戦でも2017年ジャンダルム2着、2020年ヨーホーレイク3着と好成績を残していただけに、来年以降の大記録達成へファンの期待は高まるばかりだ。

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2021年12月28日のニュース