【川崎・ロジータ記念】ケラススヴィアが春2冠に秋を加えた変則3冠を目指す 有力馬を紹介

[ 2021年11月10日 12:00 ]

今年春に南関牝馬2冠を達成したケラススヴィア
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 3歳牝馬SⅠ「第32回ロジータ記念」(2100メートル、地方交流)は10日(20時10分出走)、川崎競馬場のスパーキングナイターで行われる。川崎所属で歴史的な活躍をした名牝ロジータ(89年桜花賞、羽田盃、東京ダービー、東京王冠賞、東京大賞典、90年川崎記念など制覇)の名を冠した重賞競走。優勝賞金は2200万円。1着馬に12月の交流GⅢクイーン賞(船橋)とSⅢ東京シンデレラマイル(大井)への優先出走権が与えられる。

 今年の注目馬は何といってもケラススヴィア(浦和・小久保)だ。20年は当地ローレル賞や大井の東京2歳優駿牝馬など4戦無敗で2歳女王に。そして今年春。地元の桜花賞で後続に3馬身差をつけて戴冠すると、続く大井の東京プリンセス賞は圧巻の7馬身V。南関東牝馬2冠を達成した。今回と同じ舞台(川崎2100メートル)の交流GⅡ関東オークスこそJRAの強敵ウェルドーンに先着を許したが堂々の2着で〝準3冠〟。地方の牝馬同士なら女王の座は譲れない。春2冠に秋のロジータ記念を加えた〝変則3冠〟の可能性十分だ。

 これに続くのは、やはりウワサノシブコ(浦和・岡田)か。2月のSⅡユングフラウ賞ではケラススヴィアに頭差で勝ち、タイトルを奪取。桜花賞は出走取消、東京プリンセス賞4着、関東オークス7着だった。秋始動戦はトライアル準重賞で首、頭差の3着だが、定量戦に替わって浮上が有望。

 その準重賞サルビアカップを制したのがカルフレグランス(川崎・甲田)。JRA5戦で移籍し、川崎では5戦3勝、2着2回と堅実そのもの。重賞初挑戦で大仕事をやってのけるか。東京プリンセス賞2着のディアリッキー(船橋・新井清)、良血馬カイカセンゲン(大井・藤田)にも注目したい。

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2021年11月10日のニュース