【アイビスSD】ライオンボス 好条件で復権だ!梅雨明け高速馬場で目覚める

[ 2021年7月22日 05:30 ]

グリーンチョウサン(右)と併せて追い切るライオンボス(撮影・郡司 修)
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 夏の新潟開幕を告げる名物G3「第21回アイビスサマーダッシュ」の追い切りが21日、行われた。2年連続で連対中と現役最強の千直王者ライオンボス(牡6=和田正)はポリトラックで実戦を想定した“先行スタイル”で迫力十分の動きを披露。鞍上はサマージョッキーズシリーズ首位を快走中の鮫島克駿(24)。獅子奮迅の活躍で夏競馬を盛り上げる若武者の勢いを背に、史上2頭目の隔年V&史上最多の“千直5勝”を目指す。

 眠れる獅子よ、目覚めよ。前走でまさかの敗戦を喫したライオンボス。復権へ、和田正師が最終追いで打った妙手は“先行”だった。併せ馬は格上馬が目標を追走するのが常道。だが、今回のボスは2歳未勝利のグリーンチョウサンに2馬身先行する形でスタート。直線入り口で1馬身前に出られたが、そこから差し返す形で併入に持ち込んだ。「競馬を想定した追い切り。先行して、後ろから来た馬をしのいで踏ん張るイメージ。適度に気持ちが入って最後までしっかり動けた」。狙い通りの仕上げを、師は満足顔で振り返った。

 獅子に鰭(ひれ)。強い者がさらに有利な条件を手に入れる。鬼に金棒と同義だ。前走・韋駄天Sで9着に敗れ、千直7戦目にして初めて連対を外した。「動きに硬さがあり調子もいまひとつだった」と師。加えて開催終盤の荒れた緩い馬場、トップハンデ58キロの酷量もこたえた。今回は別定57キロ。梅雨明けした新潟地方は週末まで真夏日が続く予報だ。開幕週の高速馬場は53秒9と持ち時計断トツのボスにとって、まさに「鬼に金棒」の条件好転となる。

 獅子に牡丹。屏風(びょうぶ)などの定番の図柄から転じ、取り合わせの妙を意味する。ボスにとっての牡丹は鮫島駿。千直でのコンビ成績は【2・2・0・1】。「千直のスペシャリスト。この距離でも息を入れられるのがいい」と絶賛する。2年前Vの際は前日に落馬負傷。相棒の激走を病室で見守った。昨年は頭差2着で涙をのんだ。「思い入れのある馬。悔しい思いもしたので一緒にタイトルを獲りたい」と意気込む。

 獅子は兎(うさぎ)を撃つに全力を用う。ライバルとなる有力3歳は千直未経験。条件馬も多い組み合わせだ。受けて立つ立場だが「思わぬ適性を見せる馬もいるので気は抜けない」。和田正師はそう警戒した上で「ボスにとって最も力を発揮できる舞台で最大の目標。自信を持って送り出したい」と全力で王位を死守する構え。百獣ならぬ「千直の王」は万全の策を講じて獲物を仕留める。

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