【新馬戦総括】コマンドライン 素晴らしい伸び、秋へ最高のデビュー戦

[ 2021年6月8日 05:30 ]

 素質馬の早期デビューは近年のトレンド。東の名門・国枝厩舎期待のコマンドラインが東京芝1600メートルで評判通りに勝ち上がった。道中4番手から。直線スッと加速できなかったがエンジンがかかってからは素晴らしい伸び。3馬身差でゴールへ。今後は放牧を挟み、秋に備える方針。先々、楽しみになった。

 牝馬限定の東京芝1600メートルはクレイドルが追い比べを制してV。半兄ステラヴェローチェは昨年の朝日杯FS2着、今年の皐月賞とダービーで続けて3着に入った。旬の血統だ。

 中京の開幕カードはクラウンドマジックが勝ち名乗り。出脚がつかず後方からになったが追って味があった。直線、グイグイ伸びて差し切り勝ち。祖母が4歳牝馬特別2勝(現フィリーズレビューとフローラS)のゴールデンジャック、ダート重賞3勝ミツバのいとこにあたり、この母系は奥が深い。芝1400メートルはアメリカンペイトリオット産駒ブレスレスリーが逃げ切って新種牡馬の産駒勝ち上がり第1号となった。

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2021年6月8日のニュース