【エプソムC】ヴェロックス 今こそ復活の時!安田記念Vの同期ダノンキングリーに刺激

[ 2021年6月8日 05:30 ]

ヴェロックス
Photo By スポニチ

 ヴェロックスの劇的な復活がないか?かつてライバルとしてクラシックで死闘を演じたダノンキングリーが先週の安田記念で復活V。女傑グランアレグリアを切り捨てたライバルの金星を馬自身は知るよしもないが、戦績を改めて振り返るきっかけにはなる。

 そう、19年の皐月賞では勝ったサートゥルナーリアから頭差の2着。当時の3着がダノンキングリー。続くダービーはダノンキングリー(2着)に先着を許す3着に敗れたが、実績的には互角と言っていい。

 古馬になってからは、わずか3戦のみ。前走・日経新春杯9着後、予定していた東京新聞杯は歩様が乱れたため大事を取って回避した。その後、立て直して約5カ月ぶりの復帰戦。片山助手は復活を期待する。

 「トレセンに帰厩してからの雰囲気はいい。体重は増えていても太め感はありません。古馬になってから多くのレースに出走できていませんし、かみ合わない感じですが、3歳時の実績を思えばもっと走っていい。ここできっかけをつかむレースをしてくれたら」

 丹念に乗り込まれ、1週前の坂路では自己ベストに迫る4F52秒9の好時計をマーク。ラスト1Fは11秒9を刻む豪快さだ。

 きっかけはもちろん、結果を求められる存在。牡馬も牝馬もタレントがそろう5歳世代の実績馬が英気を養い、新たな一歩を踏み出す。

続きを表示

2021年6月8日のニュース