【東京新馬戦】ディープ産駒コマンドライン 父ほうふつ単勝1.1倍V

[ 2021年6月6日 05:30 ]

 シャフリヤールの劇的Vから1週間。22年のダービーへ向けて5日、東西で2歳新馬戦がスタートした。東京5R(芝1600メートル)は名門・国枝厩舎の評判馬・コマンドライン(牡、父ディープインパクト)が、父のデビュー戦と同じく単勝1・1倍の圧倒的1番人気に応えて快勝。噂にたがわぬ怪物ぶりに、期せずして場内から拍手が湧き起こった。

 好スタートを切ったがルメールは、せかさず道中は4番手を追走。直線を向いても手綱は抑えられたまま。残り400メートルで馬場の中ほどに導き、前が空くと右ムチでゴーサイン。反応は鈍かったがスピードに乗って逃げ馬を捉えると、あっという間に3馬身差をつけて初陣を飾った。

 ルメールは「最後までよく伸びてくれました。楽勝ね!レースが終わって全然疲れてなかった。今日はいい勉強ができたね」と将来性を高く評価。国枝師は「新馬戦で拍手が起こるとはね。坂下で手応えがないから、“ありゃ”と思ったけど。だんだん(レースを)分かってくれば」と、安どの表情を浮かべた。今後はノーザンファーム天栄に放牧に出される予定。次走は秋以降になる見込みだ。

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2021年6月6日のニュース