【ダービー】「馬券に絡む2桁人気」ヴィクティファルスが候補浮上!放牧効果でリフレッシュ

[ 2021年5月26日 05:30 ]

馬道で運動するヴィクティファルス
Photo By 提供写真

 【G1ドキュメント・栗東=25日】先週のオークス。ハギノピリナの大外強襲に胸を躍らせたオサム。単勝1・9倍のソダシが馬群に沈み、215・4倍の伏兵ハギノピリナが3着に飛び込む。これが競馬の怖さであり面白さだ。

 今年のダービーに波乱はあるのか。3年連続で2桁人気が馬券に絡んでいる事実がある。19年ロジャーバローズ(12番人気)の大駆けVは言うまでもなく、16番人気で3着に入って3連単285万円馬券を演出した18年のコズミックフォースも忘れがたい。

 評価を落とし、なおかつ反撃可能な有資格者は限られる。ヴィクティファルスだろう。火曜朝、池添学師が自らまたがって感触を確かめた。

 「今朝はハッキングからCWコースを1周。放牧から帰厩後、行きっぷりが良くなった。折り合いがつけばいいんですが」

 4番人気9着に敗れた皐月賞は不可解の一語。明らかに反応で見劣った。重馬場でタフな競馬を強いられたスプリングSから中3週での再輸送。目に見えない部分で“ガス欠”を起こしたのかもしれない。いつもと違い「発汗が目についた」と振り返る。その後はいったん放牧に出してリセット。調教で見せる行きっぷりの良さはリフレッシュ効果と判断できる。

 「これから良くなる馬。次につながるレースができれば」と一見、無欲を装いながら「人気もないですからね。一発狙いたいと思います」とニヤリ。瞳の中に輝く逆襲の炎をオサムは見逃さなかった。3走前の共同通信杯ではシャフリヤールに先着する2着。決してリップサービスではないはずだ。

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2021年5月26日のニュース