【いわき平・開設記念】鷲田 19年目の記念初V!ラインの仲間に感謝「F1優勝もない自分が…」

[ 2021年3月1日 05:30 ]

優勝トロフィーを手にし、ガッツポーズを決める鷲田佳史
Photo By 共同

 鷲田佳史(37=福井・88期)が記念初優勝を飾った。

 レースは飯野―庄子―隅田―朝倉―森田―河野―村田―鷲田―西岡で周回。残り2周半から村田が上昇、朝倉を抑えて外並走。村田が隅田の後ろに入り、7番手に引いた朝倉が打鐘から巻き返す。前受けの飯野も踏みだすが最終1Cで朝倉―森田―河野が主導権。最終B過ぎに隅田が捲る。村田は内を突くが不発。鷲田は隅田の捲りに切り替える流れとなり直線外を伸びて優勝。直線で落車があり、避けて踏んだ庄子が2着。

 デビュー18年の鷲田は「F1の優勝もない自分が記念を勝つことができて、まだ実感はないです」と控えめに優勝を喜んだ。そして「(決勝は)村田君の走り方にすべて任せていたし村田君が頑張ってくれた」とラインの仲間に感謝した。

 今年1月の四日市の落車による肋骨骨折と左膝の違和感で約1カ月欠場したが「平記念の斡旋を受けた時から“平記念を頑張ろう”とひとつの目標にして」最高の結果を出した。鷲田に刺激を与えているのは弟子の寺崎浩平(27=福井)の存在。「寺崎とは今まで2回連係したが、今は寺崎がG1の舞台で走っているので自分がG1に出場できるようにしたい」とビッグでの師弟連係に向けて一歩近づく記念初優勝だった。

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