【多摩川・G1関東地区選手権】強い桐生が帰ってきた!イン逃げでG1・11V「狙い通りに獲れた」

[ 2021年2月19日 05:30 ]

G1関東地区選手権を制し、コスプレーヤーのえなこから祝福される桐生順平
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 ボートレース多摩川のG1「第66回関東地区選手権」は18日、12Rで優勝戦が行われた。1号艇の桐生順平(34=埼玉)が逃げ快勝。19年福岡周年以来11度目のG1優勝を達成した。賞金480万円とともに、SG福岡クラシック(3月23~28日)の出場権を獲得した。

 強い桐生が帰ってきた。予選トップ通過、準優1着で迎えた優勝戦。江口と浜野谷が前付けに来たが、インは譲らない。その分、100メートルを切る深い起こしになった。だが、好スタートを決めて先マイ。ライバルを寄せ付けず、バックで独り旅に持ち込んだ。「いいスタートが行けた。今節は楽なイン戦はなかったが、逆にそれが良かったと思う」。2日目ドリーム戦、準優と2度の深いイン戦を克服した経験を生かし、王道Vを成し遂げた。

 17年グランプリを含むSG通算3V。常にトップレベルで戦ってきた桐生にとって、昨年は不本意な一年だった。SG優出はおろか、5月以降はG1でも優出なし。14年から続けていたグランプリ出場も逃した。「昨年は正直、苦しかった。いろいろやったが、結果が出なかったら頑張っていないのと同じ。それが歯がゆかった」。クラシックの権利もなかったが、この優勝でSG開幕戦への最終切符を得ることに成功した。「(クラシックの権利を)狙っていたし、今後の全てにつながる大事な一戦だと思って今節に来た。狙い通りに獲れたし、この流れでいく」と胸を張った。

 今年の目標を問われると「グランプリを獲ること」とキッパリと言い切った。再びボート界の頂点へ。桐生の逆襲が始まった。

 ◆次走 優勝した桐生順平と浜野谷憲吾は22日からのびわこ一般戦に出場し、徳増秀樹、平尾崇典、大上卓人らと激突する。後藤翔之は26日からのとこなめ一般戦で須藤博倫、秋山直之、今泉友吾らと対決する。飯山泰と上村純一は3月1日からの江戸川一般戦で坂口周、杉山正樹、河村了らと対戦。江口晃生は22日からの三国一般戦で石渡鉄兵、郷原章平、古賀繁輝らと戦う。

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2021年2月19日のニュース