【新馬戦総括】キセキ全妹ビッグリボン 馬っぷりは一級品

[ 2021年2月9日 05:30 ]

 良血馬がそろった東京芝1800メートルの一戦は、カイザーバローズが悠々と逃げ切った。勝ち時計の1分47秒6、上がり3F34秒9は特筆する時計ではないが、まだ心身ともに完成途上なので、いくらでも詰める余地はある。父ディープインパクト×母父ストームキャットはおなじみのニックスだが、それ以上に祖母の全姉で00年米年度代表馬のティズナウに注目だ。この馬は昨年の牡馬3冠を制したコントレイルの祖母の父でもある。全兄サトノマッスルは未勝利で引退も、血統構成はパーフェクトと言っていいだろう。

 小倉芝2000メートルを圧勝したビッグリボンはキセキの全妹。馬っぷりは一級品なので、何とかオークスに間に合ってほしい。

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2021年2月9日のニュース