【有馬記念】(13)フィエールマン 昨年以上の出来!ルメール 年間最多G1・9勝へ「自信あります」

[ 2020年12月27日 05:30 ]

<有馬記念>ルメールも信頼!上々の仕上がりを見せるフィエールマン(撮影・郡司 修)
Photo By スポニチ

 東の横綱フィエールマンは午前4時の開場と同時に南馬場入り。角馬場で入念に体をほぐした後、Aコースを1周して最終調整を終えた。手塚師は「気持ちが乗っているので、これでいいと判断した。体は少しプラスで出せそう。あとは当日テンションが上がらなければ、いい走りができると思います」と満足げに話した。木曜日の段階で馬体重は490キロ。前走から12キロ増えているが、2走前の天皇賞・春時が490キロだっただけに気にする必要はなさそうだ。

 昨年は中団から押し上げたが4着。G1・3勝の京都に比べれば中山は得意とは言えないが、【1・1・0・1】と決して不得手ではない。師は「昨年は凱旋門賞を使っての帰国初戦。調整が難しい中で勝ちにいっての4着なら悪くない。順調に来ている今年は昨年以上の状態で臨める」と手応え。7枠13番。外めの枠に入ったが「動きやすい枠と考えればいい。スタートで行く気はないし、向正面からどう上がって行くか。4角手前でエンジンをかければいい。ルメールも自信があるみたいだしね」と前向きに捉えている。

 ルメールも「ちょっと外ですけど、後ろの方を走るからいい枠」と歓迎。今年ここまでJRA・G1・8勝の荒稼ぎ。18年に自身がマークした年間最多勝記録に並んでいる。G1・9勝目の可能性について問われると「自信あります」ときっぱり。自らが騎乗して18年菊花賞、19、20年天皇賞・春と3度G1を制した相棒に全幅の信頼を寄せている。

続きを表示

2020年12月27日のニュース