【有馬記念】クロノジェネシスが春秋GP制覇 北村友は来年に向け覚悟「3冠馬2頭に主役譲らない」

[ 2020年12月27日 16:28 ]

<有馬記念>レースを制したクロノジェネシス。鞍上の北村友はガッツポーズ
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 2020年最強馬決定戦「第65回有馬記念」(G1、芝2500メートル)は27日、中山競馬場で行われ、北村友騎乗のクロノジェネシス(牝4=斉藤崇)が優勝した。宝塚記念&有馬記念制覇はリスグラシューに続き牝馬で2頭目。同一年の両レース制覇は史上11頭目。勝ち時計は2分35秒0。

 首差の2着には外から鋭く伸びたサラキア、さらに首差の3着にはフィエールマンが入った。

 レースはバビットが逃げる展開。クロノジェネシスはスタートを決めると中団後方で競馬を進め、3コーナーから徐々にポジションを押し上げていった。4コーナーで先行集団を外から飲み込むと、先に抜け出したフィエールマンをゴール直前で捉え、1着でゴール板を駆け抜けた。

 鞍上の北村友は「少し前かきをしている状態でゲートが開いたんですけど、五分に(スタートを)切ってくれたので良かったなと思います」と回顧。「折り合いもスムーズでしたし、いつものクロノジェネシスの調教の感じでずっと走れていたので良かったかなと思います」と安どした。

 北村友はこの日、有馬記念と同じコースで行われた8Rでも勝利。「自分の中でいいイメージを描いて競馬したつもりです」と胸を張った。

 来年の展望について問われると「今年は未対戦の3冠馬が2頭いますので、そこに譲らないように、主役となって引っ張っていけるような存在であってほしいなと思います」と力強く答えた。

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