武豊　JRA通算4200勝到達も「通過点」　ルメールは祝福「みんなの目標で憧れ」

4200勝を達成した武豊（左）と祝福するルメール（撮影・千葉　茂）
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　競馬界のレジェンドがまた一つ勲章を増やした。武豊（51）が札幌7Rのドゥラモットで史上初のJRA通算4200勝を達成。87年3月1日の初騎乗から33年5カ月9日、通算2万2487戦目での到達となった。

　JRA重賞340勝、同G1・77勝の武豊は「あまりピンとこない。一つ一つの積み重ねなので、これまで携わってくれた関係者や馬に感謝ですね。通過点なのでまだまだ伸ばしていきたいですね」と笑顔。コロナ禍で無観客開催の中での達成に「ファンの方々がいないのは残念ですけど、競馬を応援してくださっている方はたくさんいるので、その気持ちをこういう機会で改めて感じることもある。テレビやメディアの向こうで応援してくれるファンの方にこの場を借りてありがとうございますと言いたいですね」と呼び掛けた。「4300勝はお客さんがいるでしょう（笑い）。もっと頑張っていきたいですね」と次の1勝を目指す。

　▼ルメール　素晴らしい記録です。若い頃から毎年たくさん勝利を重ねてきた結果です。ジョッキーみんなの目標であり、憧れでもある。武さんのようになりたいと思っているのは僕だけじゃない。みんな、そう思っています。