【新潟新馬戦】大物!?リフレイム外逸走も他馬“一掃” ヒヤヒヤ木幡巧が入着後に下馬

[ 2020年7月26日 05:30 ]

木幡巧也騎乗のリフレイム(左端)は単独で外ラチ沿いを猛ダッシュし1着となる (撮影・西川祐介)
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 新潟5Rの2歳新馬戦(芝1600メートル)は3角手前で先頭に立った4番人気リフレイム(牝=黒岩、父アメリカンファラオ)が、直線で大きく外に逸走。幅員25メートルの新潟Aコースを斜めに横断し、残り200メートルからは外ラチ沿いをぽつんと1頭で走った。鞍上の木幡巧は鞍ずれをカバーしながら必死に制御。大きく離れた内を追い上げた2着ギャリエノワールに1/2馬身差をつけて押し切った。

 最後はあぶみが外れ、落馬寸前だった木幡巧は入線後に下馬し、歩いて検量室へ。「右に張る癖は調教で分かっていた。何とか我慢してくれると思ったが、凄い行き方で外へ行ってしまった」と青い顔でうなだれた。出迎えた黒岩師は「すまなかった」と、まず木幡巧に謝罪。報道陣には「能力があるのは分かったが、全く喜べる内容ではない」と渋い表情で対応。「他の馬に迷惑をかけず、ジョッキーもケガをしなかったのが幸い。大きな課題が残ったので、時間をかけて矯正していきたい。本当に申し訳ない」と頭を下げた。

 リフレイムには平地調教再審査が課されたが、大きなロスを克服して勝ち切ったのは相当な能力の証。同じような逸走Vを経験しながら、後に海外G12勝を挙げたエイシンヒカリの例もある。米国生まれの“やんちゃ姫”は今後も目が離せない存在だ。

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