ボートレーサー初コロナ感染　氏名公表せず

　日本モーターボート競走会は21日、ボートレーサー1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。ボートレース選手の感染判明は初めて。本人の希望により氏名などは公表しない。

　この選手は19日夜に自宅で発熱。20日にPCR検査を受け、同日夜に陽性と判明した。今後は隔離施設への入院を予定。管轄する保健所から濃厚接触者に指定されたレーサーや関係者はいなかったという。

　ボートレース業界は2月28日から全国24場で無観客開催を実施。5月22日から順次、観客の入場を再開したが、4月に設置した「コロナ対策決定本部」を中心に業界内の感染者0人を維持してきた。同本部は「保健所の指導に基づき競技部、宿舎など施設の消毒の徹底を含め、対応策を講じる」とコメント。開催日程に変更はなく、今後も予定通りレースを続ける。