【弥彦・開設記念】平原、“準地元”記念初V!通算23回目のG3優勝

[ 2020年7月22日 05:30 ]

弥彦記念を優勝した平原康多(弥彦)
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 平原康多(87期)が3月の松山記念以来、通算23回目のG3優勝を飾った。

 レースは佐藤がスタートを決めて渡辺―小松崎―佐藤が前団。平原―諸橋―郡司―鈴木が続いて周回。

 赤板から郡司―鈴木が上昇、平原―諸橋が続く。打鐘前5番手から渡辺―小松崎―佐藤が仕掛けると郡司―鈴木も合わせて踏みだし先行態勢。渡辺が再度、巻き返すが郡司が突っ張り主導権。郡司―鈴木―平原―諸橋の後ろに小松崎―佐藤が入る。3番手の平原―諸橋が最終2角すぎまくる。郡司の番手の鈴木が諸橋をブロックして絡む。平原はまくり快勝。諸橋が小松崎に踏み勝ち2着。

 平原は「郡司君の先行が凄かった。(最終Hで)渡辺君を入れた時に判断が難しかったが外を踏まなくて良かった。(今回から使用の)新車は煮詰める部分は多いけど方向性は見えてきた」とレースを振り返った。

 弥彦記念は初優勝。父・康広さん(28期=引退)が新潟県岩室村(現新潟市)の出身で弥彦は“準地元戦”になる。弥彦競輪はS級戦では優勝がなく、優勝はA級時代の03年4月以来になる。「(弥彦の)S級では決勝戦にも乗れないことも多く成績は良くなかった。(今日は)スタンドに親戚が応援に来ているのは分かったし、勝ててホッとした」と笑みがこぼれた。

 次走はG1名古屋オールスター。「G1を優勝するために努力しているので(ASに)照準を絞っていきたい」。名古屋に向けて弾みをつける優勝劇だった。

 【次走予定】優勝した平原と2着の諸橋愛はG1名古屋オールスター(8月12~16日)、3着の小松崎大地は川崎F1(8月3~5日)。

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2020年7月22日のニュース