【馬券顛末記】買えるピースはどんどんそろっていった

[ 2020年4月19日 17:36 ]

<皐月賞>最後の直線で叩き合うコントレイル(左から5頭目・白帽)。2着のサリオス(左から2頭目)、3着のガロアクリーク(右端)=撮影・郡司 修
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 今週は土日とも阪神競馬場で勤務した。土曜のアーリントンCはタイセイビジョンがV。最内を突く味のあるレース内容。馬体重は10キロ増え、成長を見せていた。朝日杯FS2着からの臨戦。同レース1着から挑む皐月賞本命のサリオスにとって、いい「力水」になった。

 土曜日は未勝利だったレーンも、本番までに3勝ときっちりリズムを上げてきた。中山5Rはゴール前の叩き合いを制した。差されそうで差されない。さすがレーン様だ。

 さらにサリオスの馬体重はマイナス2キロ。大型馬がきっちりと絞ってきている。過去10年、このレースはプラス馬体重の馬が一度も勝っていない。買える要素は完全に出来上がっていた。

 レースはゴール前、コントレイルとの叩き合いに半馬身及ばず2着。アンタレスSの取材があったため、ライブ観戦はかなわず。結果を先に聞く形となった。競馬記者の「あるある」だ。紙面上では△◎での決着。馬連をかろうじて押さえていただけだ。

 レースが終わって真っ先に思い出したのは「2強は片方が崩れるけど、3強は成立する」という競馬格言。2頭はきっちりと馬券に絡んだ。とりあえず家に帰って、じっくりレースを見直したいと思う。(小林 篤尚@阪神競馬場)

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2020年4月19日のニュース