【皐月賞】(9)ブラックホール 得意の道悪で“ワープ”再現だ!

[ 2020年4月19日 05:30 ]

<皐月賞>得意の道悪で一発を狙うブラックホール
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 土曜の中山競馬場は大雨に見舞われた。皐月賞当日の今日は晴れ予報も、パンパンの良馬場まで回復するのは難しいのではないか。時計がかかる馬場なら一気に浮上するのがゴールドシップ産駒ブラックホールだ。

 レース前日は雨が降る中、坂路で力強い走りを披露。4F67秒6~1F15秒3で最終調整を終えた。騎乗した三尾助手は「心も体も仕上がっている。パワーがあるので時計がかかる馬場になれば良いね」と納得の表情を浮かべた。

 中間は攻めに攻めた。8日の1週前追いは坂路で4F50秒5の自己ベストをマーク。その後も10、11、14、15、17日と坂路を2本ずつ駆け上がった。小柄な馬体(前走430キロ)だが、ハードワークにもへこたれない。指揮を執る相沢師は「びっしりやった。よく耐えてくれた」と充実ぶりに目を細める。「雰囲気は前走(弥生賞ディープインパクト記念4着)よりいい」。究極仕上げで挑む。

 父ゴールドシップはやや重の皐月賞で“ワープ”とも称された剛脚で他馬をごぼう抜きして圧勝。ブラックホール自身もやや重の札幌2歳Sで大外一気を決めた。道悪は大歓迎だ。デビューからコンビを組む石川も「他馬が馬場を気にするようなら、雨の影響は残れば残るほどいい」とジャッジ。相沢師は「思い切った競馬をしてもらう。オーナーもずっと石川を乗せてくれているので一発を」と愛弟子の手綱さばきに期待した。爆穴ブラックホールが父を思わせる激走で高配当を演出する。

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2020年4月19日のニュース