【阪神スプリングJ】9歳オジュウ闘争心衰えなし 11カ月ぶり“本職”へ 石神「王座の地位守る」

[ 2020年3月10日 05:30 ]

絶対王者として11カ月ぶりの障害戦に臨むオジュウチョウサン(左)
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 昨年は平地と“二刀流”だった障害の絶対王者オジュウチョウサンが昨年も制した阪神SJで始動。次走予定の中山グランドジャンプを含め、今年は障害専念が既に発表されている。和田正師は「ステイヤーズS(6着)の後は疲れが見られたので立て直した。すっかり回復してしっかり乗り込めた。1週前で負荷をかけたことで、良くなってくると思う」と目を細める。 阪神スプリングJ

 障害戦は4連覇を飾った昨春の中山グランドジャンプ以来11カ月ぶり。中間の調教に付きっきりの主戦・石神は「この馬らしい、いい意味でのうるささがある。これまでの経験上、オジュウのようなタイプはおとなしくなっては駄目」と9歳になっても衰えない闘争心を肌で感じている。その上で「昨年は若くて強いのが出てきましたからね。僕自身もシングンマイケルの強さは(昨年東京ジャンプS1着で騎乗して)身をもって分かっている。王座の地位をしっかり守りたい」と初対戦に燃えている。

 勝てば障害重賞12連勝の偉業となる。「今回は昨年の“春の王者”と“秋の王者”との王座統一戦という形になると思う。G1の前哨戦ではあるけど、しっかり仕上げて臨みます」と指揮官。阪神SJ連覇、そして“オジュウ健在”を世紀の一戦でアピールする。

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2020年3月10日のニュース