たてがみ“切り取り”被害…ヴェルサイユF見学再開 再発防止へ対策「監視カメラ設置」

[ 2020年1月16日 05:30 ]

 昨年9月にG1優勝馬のタイキシャトルとローズキングダムのたてがみの一部が切り取られる被害があったヴェルサイユファーム(北海道日高町)が、休止していた牧場見学を今月11日から再開していたことが15日、分かった。同日、栗東トレセンを訪れていた同ファームの岩崎崇文代表取締役社長が関係者に報告した。同代表は「美しいたてがみはサラブレッドの象徴です」と事件の憤りを語るとともに「監視カメラを設置しました」と静かに余生を送る名馬への気配りと対策を講じたことを明かした。

 被害は昨年9月15日、いずれもたてがみが鋭利な刃物で一部切り取られた跡があるのを牧場関係者が発見して判明した。タイキシャトルは現役時、仏ジャックルマロワ賞を含めG1・5勝。種牡馬引退後は功労馬として同牧場で過ごしている。10年ジャパンC優勝馬ローズキングダムも種牡馬引退後は功労馬として同所で過ごしている。

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