クリソだけじゃない 音無厩舎の超優秀なきょうだいに要注目!

[ 2019年12月30日 15:20 ]

12月15日の新馬戦で圧勝デビューを飾ったヴァーダイト
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 来年はきょうだいそろってのG1制覇を狙う。クリソベリル(牡3=音無、父ゴールドアリュール)はデビューから無傷の6連勝中。前走のチャンピオンズCはゴール前で馬群を割って抜け出し、インティやゴールドドリームなどの強豪古馬勢を撃破した。年明けには海外遠征を予定。音無師は「検疫の問題がクリアできればサウジCに行きたいし、その後のドバイワールドCも選択肢に入れています」と意欲的に語る。

 そして、クリソベリルだけじゃない。半弟のヴァーダイト(牡2=音無、ディープインパクト)にも期待を寄せる。「クリソベリルよりも背が高い。調教は動かないけど、凄く素質を感じます」。その言葉通り、デビュー戦では2着に4馬身差の圧勝劇を演じた。大目標は開業以来初のダービー制覇だ。「(17年に3着だった)1番人気のアドミラブルで勝てなかったのはへこんだね。俺以上にミルコもへこんでいたけど」と苦笑いで振り返る。あの時に味わった悔しさは今も忘れていない。

 「定年までにダービーをとるならこの馬や」

 音無師はニヤリと笑う。来たる2020年、音無厩舎のきょうだいから目が離せない。

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2019年12月30日のニュース