【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】5日東京12R　伸び盛りの3歳馬ザディファレンスの鉄砲Vを期待

　秋のG1シリーズ開幕戦となった先週のスプリンターズSは、◎タワーオブロンドンが見事に初のビッグタイトルを獲得した。札幌のキーンランドC（2着）から中1週で臨んだ阪神のセントウルSをレコード勝ちし、そこから中2週でのG1戴冠。このローテでOKと判断した陣営に拍手を送りたい。人気を二分していたダノンスマッシュの動きを冷静に見極め、全くロスのない立ち回りでVに導いたルメールもさすが。人気サイドで配当は安くても満足感のある的中だった。

　本日の当欄で取り上げるのは、予想の“賞味期限”が最も長い東京12R。3カ月半ぶりも好仕上がりの3歳馬ザディファレンス◎で勝負する。休養前のユニコーンSは出遅れもあって8着に大敗したが、その前の3歳500万（現1勝クラス）戦Vが強い競馬。今回と同じ東京ダート1400メートルの舞台で、中団から豪快に末脚を伸ばして突き抜けた。この一戦で負かした馬の中から既に4頭が勝ち上がっており、レースレベルも低くない。初勝利を飾った2戦目が、新馬戦から4カ月余ぶりの未勝利戦。レース間隔が空いても力を発揮できるタイプで、2勝クラスも通過点とみた。