【青森・開設記念】新山響 地元記念初V!兄・将史とワンツー決めた

[ 2019年9月9日 05:30 ]

青森記念を優勝した新山響平
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 新山響平(107期)が地元記念初優勝を飾った。新山響の記念優勝は今年6月の函館以来、3回目。

 レースは渡辺―守沢―藤根―新山響―新山将―伊藤―小原―山賀―伊勢崎で周回。残り3周前から小原ラインが上昇、藤根の番手に追い上げて外併走が続く。赤板で小原―山賀―伊勢崎が前に出て後方を警戒。渡辺―守沢が小原の内を突いて前に出ると打鐘で藤根―新山響―新山将―伊藤がスパート。小原が続いて山賀が追うが渡辺が山賀をさばく。5番手以降は小原―渡辺―山賀―守沢―伊勢崎。

 最終2角すぎから渡辺がまくると後続は遅れる。新山響もすかざす最終2角過ぎから番手からまくる。新山響―新山将―渡辺で直線に入り新山響が押し切る。2着は新山将で兄弟ワンツーを決めた。

 新山響は「感無量です。師匠(坂本勉氏)から地元記念はG1と一緒だと言われていたので(優勝は)本当にうれしい。4番手を固めてくれた(伊藤)大志さん、前で頑張ってくれた藤根君をはじめラインのおかげです」と地元記念初優勝の喜びを語った。

 兄・将史とのワンツーには「(兄と)一緒に決勝に乗れたことが奇跡だと思っていた。(兄が)ち切れないでよかった(笑)」と答えると将史は「(弟とワンツーは)うれしかった。(ち切れたのではなく)車間を切って仕事をした(笑い)。今度はもっと上のグレードで走れるように頑張りたい」と返し、兄弟仲良くレースを振り返った。記念競輪での兄弟ワンツーは18年2月奈良の三谷兄弟(優勝竜生、2着将太)以来。

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2019年9月9日のニュース