【関屋記念】グローリー 父ディープにささぐ重賞“一番星”

[ 2019年8月12日 05:30 ]

関屋記念を制したルメール騎乗のミッキーグローリー=左手前(撮影・西川祐介)
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 サマーマイルシリーズ第2戦「第54回関屋記念」が11日、新潟競馬場で行われ、クリストフ・ルメール(40)騎乗の1番人気ミッキーグローリーが差し切り勝ち。先月30日に急死した父ディープインパクトにささげる重賞2勝目を挙げた。今夏、新潟初見参のルメールは3勝の固め勝ちを全てディープ産駒で決めた。 レース結果

 554キロの雄大な馬体を揺らして豪快に差し切った。スタート後にダッシュがつかず馬群の後方の位置取りとなったミッキーグローリー。「9カ月ぶりの休み明けで馬がレースのリズムを取り戻せていなかった。エンジンがなかなか、かからなかった」とルメール。15番手で直線を向く。日本一長い新潟の直線。しかし、600、400メートルのハロン棒を過ぎても前が壁。視界が開けたのは200メートルを切ってから。「大外に出してからグイッと伸びた。凄い脚を使ってくれたね」。父をほうふつさせる剛脚で他馬をごぼう抜きしてみせた。

 巨星ディープインパクトが先月30日に死んでから、その産駒が重賞を勝つのは初めて(通算205勝目)。ディープの現役時代には宿敵ハーツクライとタッグ。現在はフィエールマンなど多くのディープ産駒に騎乗しているルメールは同馬の偉大な功績を身に染みて理解している。「天才ホース。そして最高の父にもなった」。今夏初の新潟競馬参戦となったこの日挙げた3勝は全てディープ産駒でのもの。「本当に勝てて良かった」と頬を緩ませた。自身は新潟では初の重賞V。「北海道より暑いですけど一生懸命頑張りました(笑い)。9月(新潟記念でレイエンダに騎乗予定)にまた来るので応援してください」と越後のファンにアピールした。

 管理する国枝師はレパードS(ハヤヤッコ)に続く2週連続重賞V。先週はディープと同じ金子真人ホールディングスの勝負服で、今度はその産駒で“弔い星”を飾り、「良かったですよね。ミッキーグローリーはディープ産駒の中では馬格、迫力がある。順調にさえ使えれば強い競馬をしてくれる」とにっこり。「今後は馬の状態を見ながら。できればマイルCS(11月17日、京都)に直行したいけど、富士S(10月19日、東京)を使う可能性もある」。昨年5着に敗れた秋のマイル王決定戦での雪辱へ。2度目の重賞Vでつかんだ自信は“実りの秋”で大きな武器となる。 

 ◆ミッキーグローリー 父ディープインパクト 母メリッサ(母の父ホワイトマズル)牡6歳 美浦・国枝厩舎所属 馬主・野田みづき氏 生産者・北海道新ひだか町の岡田スタツド 戦績13戦7勝 総獲得賞金1億4981万円。

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