菜七子、門別で景気付けV コパノジョウオー初勝利導く

[ 2019年7月25日 05:30 ]

JRA交流競走リゲル特別をコパノジョウオーで勝って笑顔の菜七子(撮影・高橋茂夫)
Photo By スポニチ

 北の大地でも、菜七子の勢いは止まらない。1番人気に応え、コパノジョウオーをデビュー10戦目で初勝利に導いた。

 「後ろからの競馬になりましたが、元々ゲートは出ない馬なので落ち着いて乗ろうと思っていました。直線で並んで差せればと…。(自ら手綱を取った)前走(今年6月23日、東京1R)よりも良くなっていましたね」

 出負けはしたが、慌てず9頭立ての8番手を追走し、3角すぎから上昇。直線で左ムチを一発放つと、やや重の馬場を苦にすることなく、末脚をさく裂させ、2着馬に4馬身差をつけて圧勝した。

 同馬の馬主であるDr.コパこと小林祥晃氏(72)も現地観戦。この日の朝に自身のブログで「そろそろ勝つタイミング」と“予言”していた通りの結果に、「門別競馬場では6月の北海道スプリングC(交流G3)をコパノキッキングで勝つ予定だったが、(フレグモーネ=急性化膿性疾患で)断念した。(菜七子には)レース前に“その分も勝ってこい”と言いました」と目尻を下げた。

 菜七子はこれでウィメンジョッキーズW杯(6月30日、スウェーデン)から3週連続JRA勝利を挟んで“5週連続”で白星を挙げた。門別でも自身初勝利となり、「ヤングジョッキーズシリーズ(昨年8月23日)以来でしたが、乗りやすい競馬場で、ファンとの距離も近くてたくさんの声援が聞こえた。ここで勝てて良かった」と喜びもひとしお。「これから本格的に暑くなるので、体調管理に気を付けます」と笑顔で競馬場を後にした。

続きを表示

この記事のフォト

2019年7月25日のニュース