【七夕賞】菜七子サーベラス 貧欲さも女王級、重賞初Vも頂く!!

[ 2019年7月4日 05:30 ]

世界女王凱旋!!調教中、笑顔を見せる菜七子と丸山(撮影・西川祐介)
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 2年連続の七夕勝利で、悲願の重賞初制覇だ。「ウィメンジョッキーズワールドカップ」(スウェーデン)で総合優勝した藤田菜七子(21)が3日、茨城・美浦トレセンに凱旋した。帰国翌日の疲れも見せずに調教騎乗した同騎手は、“世界女王”の勢いそのままに、ゴールドサーベラス(牡7=清水英)でG3「第55回七夕賞」(7日、福島)に挑む。また、同レースでは丸山元気(28)、野中悠太郎(22)も騎乗予定で、根本厩舎の3人がそろい踏みする。

 祝福ムードに包まれた早朝の美浦トレセン。内田、戸崎らのベテランジョッキーに始まり、すれ違う多くの関係者に「菜七子、おめでとう!」と声を掛けられた。

 「本当にたくさんの人に“おめでとう”と言ってもらえて、いろいろな国、レースでまた勝ちたいなって気持ちがより強くなりました」

 ウィメンジョッキーズW杯を振り返り、「多くのことを勉強、吸収できたらいいなと思っていたので、本当に良い経験になった」。世界各国から集まった女性ライダーたちとの交流も刺激になった様子で、「その国、その国の事情が違って、日本にいたら知らなかったようなことをたくさん知りました。新聞で見る情報と本人から聞く話は実際は全く違った」と充実感を漂わせた。

 海外遠征の収穫を手に、7日に自身15度目のJRA重賞挑戦となる「七夕賞」に挑む。相棒のゴールドサーベラスは前走・谷川岳Sで騎乗し、11番人気ながら4着に持ってきた。「前走のようにしまいの脚を生かす競馬を福島でもしたい」とイメージを膨らませる。

 菜七子は昨年にデビュー以降初めて「7月7日」七夕騎乗を福島で果たし、2R(3歳未勝利牝馬限定戦)で7番人気コパノステラートで快勝。JRA女性騎手史上初の2年連続2桁勝利を達成した。「七夕賞」のゴールドサーベラスも伏兵の位置付けではあるが、前走1600メートル戦の馬は過去10年で【2・1・3・8】と出色の存在。今年の登録馬で前走1600メートル戦組はゴールドサーベラスとマルターズアポジーの2頭だけで、好走の可能性を十分に秘めている。

 重賞で初めて兄弟子の丸山、野中との対決も実現する中、「しっかり、負けないように頑張りたい」と菜七子。「(目標は変わらず)次の1勝。でも、多くの人が喜んでくれる姿を見て、より勝ちたいと思うようになりました」。世界制覇の次は、国内重賞制覇。2週連続の快挙に向け、より貪欲に乗る。

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