【馬券顛末記】G1はハズれたが…マスターフェンサー力走にすがすがしい気持ち

[ 2019年5月5日 16:27 ]

 香港出張でウインブライトのクイーンエリザベス2世カップの勝利を見届けてから、ちょうど1週間。異国で戦う日本馬に、またいいモノを見させてもらった。マスターフェンサーが参戦した米3冠初戦ケンタッキーダービーだ。日本時間7時50分、発走。レース前、テレビに映し出された映像は水が浮くシャブシャブのダートだった。前に行けないと厳しそうだな…と思っていたらゲートが開いて出脚がつかず一瞬で最後方に。それでも、あわてず騒がず。勝負どころで手応えヨシ。しっかり脚が残っていた。直線は内に進路を取り、泥だらけになりながらグイグイ伸びてくる。1位入線マキシマムセキュリティが17着降着となり、7位入線から繰り上がって6着。苦しいポジションでも最後まで決して、あきらめない走りに心を打たれた。

 そのマスターフェンサーと同じ角田厩舎イベリスも出走したNHKマイルCは◎グランアレグリアが4位入線5着降着。直前の東京10R・ブリリアントSをバッチリ仕留めるなど、それまでに浮いた分を全てはき出した。5週連続の東京GIシリーズは次週ヴィクトリアマイルが第2ラウンド。そこでリベンジだ。@京都競馬場(5月5日、柏原 健士)

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2019年5月5日のニュース