【京都新聞杯】11番人気ジェニアルV、豪快差しでダービー当確

[ 2019年5月5日 05:30 ]

大外から差し切ったレッドジェニアル(手前)(撮影・平嶋 理子)
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 令和最初のJRA重賞「第67回京都新聞杯」が4日、京都競馬場で行われ、11番人気のレッドジェニアルが差し切り、重賞初制覇を飾った。鞍上の酒井は14年菊花賞(トーホウジャッカル)以来の重賞V。このコンビで次走はダービー(26日、東京)へ向かう。

 レッドジェニアルは12番枠だったが、酒井はスッと内へ誘導。道中は中団でうまく脚をためた。直線は外に出し、右ステッキ。ひと追いごとに差を詰め、ゴール前でロジャーバローズを首差捉えた。酒井は「前走(アザレア賞4着)は大外で壁をつくれなかったのでね。前に壁ができたし、リラックスする位置で運んだ。4コーナーを曲がる時の手応えも良かった」と前走の反省を踏まえての勝利に笑顔を見せた。

 これで賞金的にダービー出走に当確ランプがともった。高橋忠師は「東京へ行ってどうなるか。ジョッキーは何度も乗ってくれているし、この馬のことをよく理解してくれています」と話した。このレースの勝ち馬からは00年アグネスフライト、13年キズナがダービー馬に輝いた。歴史を刻んだ2頭に続くべく“相思相愛”のコンビが府中で強豪に立ち向かう。

 ◆レッドジェニアル 父キングカメハメハ 母レッドアゲート(母の父マンハッタンカフェ)牡3歳 栗東・高橋忠厩舎所属 馬主・東京ホースレーシング 生産者・北海道千歳市の社台ファーム 戦績5戦2勝 総獲得賞金6430万8000円。

 ≪史上3頭目のJRA通算1800勝≫京都11Rでレッドジェニアルが1着となり、キングカメハメハ産駒のJRA通算勝利数が1800勝となった。サンデーサイレンス、ディープインパクトに続き史上3頭目。

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