【津・つつじ賞王座決定戦】瓜生 誕生日“前祝い”V!GP出場へ前進

[ 2019年3月4日 05:30 ]

津G1つつじ賞王座決定戦を制した瓜生。43歳の誕生日を前に自ら“プレゼント”でお祝い
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 ボートレース津の開設66周年記念「G1つつじ賞王座決定戦」は3日、第12Rで優勝戦が行われ、瓜生正義(42=福岡)がインから押し切り、17年5月の宮島63周年記念以来となる18度目のG1制覇を飾った。瓜生の優勝は昨年9月の大村以来(通算81V)となり、5日の誕生日を自ら祝福する形となった。

 02年の新鋭王座決定戦を制した思い出の水面で、強い瓜生が帰ってきた。

 レース足を中心に上位クラスの仕上がりで予選をオール3連対の安定した成績でトップ通過を果たすと、準優12Rも危なげなく逃げ切り、優勝戦のポールポジションゲット。迎えた大一番当日は「久しぶりに緊張しました」と、気持ちが張り詰めていた。

 しかし、レースぶりからそんな様子は全く感じられなかった。「(コンマ)ゼロ台行くつもりだった」コンマ14の仕掛けは「昨日(5日目)より試運転で良かった」の舟足を誇る男が1周1Mを先制するには十分だった。道中は「茅原君が追いかけてくるので、気が抜けなかった」の言葉通り、猛追にあってセーフティーリードとはいかなかったものの慌てるそぶりを見せず、1年10カ月ぶりのG1制覇となった。

 賞金900万円を加算して、3年ぶりのグランプリ(住之江)出場へ一歩、前進した。それでも、43歳の誕生日を迎える瓜生は「足りない部分を補って日々、成長していきたい」と、さらなる精進を最後まで残ってくれたファンの前で約束した。

 それを証明するには、水上で結果を残すしかない。次走の福岡一般戦を終えると大村66周年(26〜31日)、とこなめ66周年(4月6〜11日)とG1ロード連戦が控えている。SGクラシック(戸田、16〜21日)は不参加なだけに、この2戦でV争いを演じ、さらに存在感をアピールする。

 ◆瓜生 正義(うりゅう・まさよし)1976年(昭51)3月5日生まれ、福岡県出身の42歳。76期生として95年5月、若松でデビュー。通算81V。うちSG9V、G118V。津でのG1制覇は02年の新鋭王座決定戦以来2回目。同期は原田幸哉、魚谷智之ら。1メートル59、50キロ。血液型A。

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2019年3月4日のニュース