【天皇賞・秋水曜追い】リアルスティール 坂井「折り合いと反応 息づかいも良かった」

[ 2017年10月25日 20:10 ]

 25日、朝イチの栗東坂路でリアルスティールは僚馬リッパーザウィン(1600万)との併せ馬で圧倒。約4馬身追走からフィニッシュは2馬身半も置き去りにした。時計は52秒4〜12秒2の好ラップ。中身も凝縮していた。騎乗した坂井は「折り合いと反応。息づかいも良かった」。同馬を管理する矢作師は大事なポイントに目を凝らしていた。

 「やっぱり右手前で走る方がいい。今日もラストに伸ばした時が右手前。スッと反応したからね。左回りのコースだと直線は右手前で走る」

 世界の頂点に立った昨年のドバイターフ、舞台のUAEメイダン競馬場は左回り。国内での重賞2勝もしかりで、3歳時の共同通信杯と前走の毎日王冠は天皇賞・秋と同じ舞台の東京競馬場だ。昨年は勝ったモーリスこそつかまえきれなかったものの、ゴボウ抜きで浮上。左回りの鬼!を証明してみせた。

 手綱を託す仏国のV・シュミノーは日本でこそ重賞未勝利だが、すでに母国フランスではダービージョッキーに君臨している。矢作師は「彼もプロフェッショナル。(VTRを)たくさん見ていると思う」と、初コンビでも信頼する姿勢を貫いた。

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2017年10月25日のニュース