【アルテミスS】トーセンブレス 父譲りの鬼脚、後は折り合い

[ 2017年10月25日 05:30 ]

 東京土曜メイン「アルテミスS」は、中山新馬戦で圧巻Vを飾ったトーセンブレスが有力候補。前走は最後方16番手から3コーナー手前で一気に加速。直線で外に持ち出すと、軽く仕掛けた程度で豪快に突き抜けた。メンバー最速3F34秒0の鬼脚は父ディープインパクト譲り。加藤征師は「厩舎スタッフも“うちの今年の2歳馬では一番”の評価。期待していた通りの強い勝ち方だった」と目を細める。

 その後は新馬と同じマイルのアルテミスSに照準を絞った。「在厩調整で順調に来ている。気持ちが上がるようなこともなくて、いい意味で新馬の前と変わっていない」と同師。通算7勝を挙げた母ブルーミンバーは同じ加藤征厩舎に在籍し、オープンまで出世した。「新馬の勝ち方が2、3回続けてできれば理想。初めての東京なので、うまく折り合っていければ」と指揮官。初コンビのルメールを背に新馬→重賞Vのエリート街道を見据えている。

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2017年10月25日のニュース