【桜花賞】単勝1・4倍も…ソウルスターリング道悪に泣き3着

[ 2017年4月10日 05:30 ]

<阪神11R・桜花賞>3着に敗れ引き揚げるソウルスターリング(左)
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 単勝1・4倍。史上7頭目の無敗桜花賞馬誕生への期待を一身に集めたソウルスターリングだったが、直線伸びを欠いて3着。デビュー5戦目で初黒星を喫した。道中は勝ち馬レーヌミノルの直後、5、6番手の外目を追走。直線に入ってルメールがGOサインを送ったが、持ち味の剛脚は鳴りをひそめたまま。鞍上が懸命に左ステッキで鼓舞するが、前のレーヌとの差はもどかしいほどに縮まらない。ゴール前では外から強襲したリスグラシューにも差された。

 引き揚げてきたルメールの顔と勝負服に飛び散った芝と泥が、この日の馬場状態を物語っていた。「今日は馬場が悪く、直線に向いた時も反応が遅かった。直線で何回も手前を替えて、この馬の走りができなかった。やっぱり馬場ですかね」。ガックリと肩を落とした。

 藤沢和師も「軟らかい馬場は合うと感じていたが、思ったほどではなかったのかな。4コーナー手前まで馬なりだったけど(手応えが)抜群、というわけではなかった。母(スタセリタ)も道悪は上手だったから、こなせると思ったが…」と鞍上と同じく、渋った馬場に敗因を求めた。今後については「いったん放牧へ。様子を見てから決めたい」と具体的なレース名については触れなかった。

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2017年4月10日のニュース