【朝日杯FS】無傷3連勝へ!鞍上も“順風”アメリカズカップがV候補

[ 2016年12月13日 05:30 ]

<朝日杯FS>2戦無敗のアメリカズカップ
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 今週は2歳頂上決定戦「第68回朝日杯FS」。阪神JFをスキップして牡馬混合戦に参戦してきた2戦2勝の牝馬ミスエルテに注目が集まるが、過去10年のデータを分析した結果、アメリカズカップがV候補に浮上。デビュー3年目の松若風馬(21)を背に、無傷3連勝での戴冠なるか。

 (1)実績 14年ダノンプラチナを除く優勝馬9頭が重賞4着以内、重賞未経験馬は無敗という条件をクリアしていた。中央G1完全制覇の記録が懸かる武豊が騎乗するタガノアシュラだが、札幌2歳Sで8着。G1となると少し荷が重い。

 (2)距離経験 勝ち馬は芝、ダートを問わず全てが1600メートル以上を経験していた。モンドキャンノ、レヴァンテライオンは重賞ウイナーだが、1400メートルまでしか走ったことがなく経験不足と見なす。

 (3)2戦目までにV 優勝馬は全て2戦目までに勝利を挙げ、早くから高い素質を示していた。初Vが3戦目だったボンセルヴィーソとは、ここでお別れ。

 (4)前走 勝ち馬10頭の前走は1800メートルの東スポ杯2歳S4着以内か京王杯2歳S、マイル戦以上でV。大注目のミスエルテだが、牝馬限定かつ1400メートルのファンタジーSからの臨戦となると、信頼度はイマイチ。それに、牝馬が出走可能となった04年以降、牝馬は4頭が出走したが07年フォーチュンワードの6着が最高。1キロの重量差があっても、絶対的な信頼を置くところまではいかない。ここで惜しくも脱落。

 (5)1戦1勝馬 ここまで残ったクリアザトラックだが、不利なデータが…。1戦1勝馬で優勝したのは、昨年のリオンディーズ1頭だけ。一昨年までも16頭が参戦したが、馬券に絡んだのは88年スクラムトライの2着だけ。

 結論 残ったのは2戦無敗のアメリカズカップ!!前走・野路菊Sは序盤で引っ掛かっていたが、最後はしっかり伸びて強い勝ち方。1Fの距離短縮もプラス材料。フレッシュな松若の騎乗にも期待がもてる。

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2016年12月13日のニュース