【児島キングC】服部が7年2カ月ぶりG1制覇「児島は凄く好き」

[ 2016年12月9日 05:30 ]

児島キングCを制した服部幸男
Photo By スポニチ

 服部幸男が巡ってきたチャンスを冷静沈着な走りでモノにした。インからコンマ15で、隣の菊地は08。スリットで主導権を握られる嫌な隊形。だが、何も動じることはない。菊地の差しを封じ、石渡のまくりを受け止め、会心の走りでレースを制圧した。09年10月大村周年以来、7年2カ月ぶりのG1制覇だ。

 「水面がうねっていたので、1コーナーは慎重に回りました。勝ててホッとしています」

 待望のG1タイトルを手に入れ、来年3月(15~20日)に当地で行われるクラシックの権利をゲット。

 「大したエンジンじゃないのを仕上げられた。それが一番の収穫。それに、児島は凄く好きですね」

 序盤は頼りなかった舟足を懸命な調整で、ぐんぐん上向かせ、勝利をつかみ取った。この後は住之江のSGグランプリシリーズ戦(20~25日)が待っている。

 ◆次走 服部幸男、石渡鉄兵の次走は20日からの住之江SGグランプリシリーズ。今垣光太郎、浜野谷憲吾、原田幸哉らが出場する。菊地孝平は20日からの住之江SGグランプリで石野貴之、瓜生正義、坪井康晴、松井繁らとVを争う。武田光史は16日からの桐生一般戦で野添貴裕、本部真吾、山本英志らが出場。川崎智幸は20日からの津一般戦で室田泰史、長谷川充、中辻博訓らが出場。魚谷智之は13日からの津一般戦で田中信一郎、原田幸哉、毒島誠らが出場する。

続きを表示

2016年12月9日のニュース