【阪神JF】ルメール「ソウルスターリングのストライドは母譲り」

[ 2016年12月9日 05:30 ]

クリストフ・ルメール騎手
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 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、阪神JFにソウルスターリングで挑むルメール騎手を直撃した。

 ――ソウルスターリングの前走(アイビーS1着)は夏の札幌の新馬戦以来、少し間が空いていました。

 ルメール騎手 藤沢先生は一流の厩舎です。全く不安のない状態に仕上がっていると感じました。

 ――スタート後、向正面では少し口を割るそぶり。

 2歳でキャリアも2戦目。若くて教えるところがあるのは仕方がありません。

 ――道中の手応えは?

 厩舎でしっかり教育しているのか、馬の後ろではリラックスして走ってくれます。だから手応えは凄く良かったです。

 ――直線、抜け出してから少し内はササッた?

 う~ん、そうですか?よく覚えていないけど、そのくらい心配材料ではなかったということでしょう。東京は直線が長いし、上り坂も厳しいので、2歳の牝馬だったら多少真っすぐ走らないことはよくあります。

 ――結果的には楽勝。新馬戦の時よりも大物感を漂わせる競馬ぶりでした。

 藤沢先生と話して「この馬が力を存分に出すには広いコースの方がいいだろう」と意見が一致しました。それで2戦目は東京まで待ったところ、思った通り初戦以上の強さを発揮してくれた。

 ――広いコースが良いというのは跳びが大きいから?

 大跳びなのであまり小回りのコースは合わないと思います。その点、阪神コースは広々しているので全く問題ありません。

 ――お母さんのスタセリタにも乗っていました。

 あのストライドはお母さん譲りだと思います。他にも脚が長めで全体的にほっそりしている体形も母と似ています。

 ――母はヴェルメイユ賞などG1を勝っています。能力も母譲りのところを感じますか?

 高い素質を感じます。でもそれは母だけでなく、父フランケルからも継いでいる気がします。少しテンションが高いところもお父さん似。お父さんの能力を受け継いでいることを期待したいです。

 ――ここでも通用?

 もちろんそう信じています。来年はクラシック戦線で活躍できる馬。その試金石としてここでも期待しています。

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