【阪神JF】西村厩舎中央G1初出走!クインズサリナに一発気配

[ 2016年12月9日 05:30 ]

クインズサリナ
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 【G1ドキュメント=8日】西村、斉藤崇、松下の3厩舎がJRA・G1初出走を迎える。開業2年目となる西村厩舎は今週がクインズサリナ、来週の朝日杯FSにはビーカーリーがスタンバイ。2週連続のG1出走。トレーナーの心持ちはどんなものだろう。オールドルーキー・小林は胸の内を聞きにいった。「新規でやってきて、今が一番アピールになるのかなと思っています。なかなかG1に出る機会もないし、参加するからには結果を出したいですね」開業1年目にマイネルバイカで金沢の白山大賞典を勝ち、重賞初Vは飾っている。それでも「(JRAの)ホームページにも実績は載らないし、やっぱり中央で結果を出さないと」と話す。

 クインズサリナは水曜の追い切りで坂路54秒6~12秒7の時計を出した。前走のファンタジーSは出負けもあったが、上がり最速タイ33秒6の末脚を使って4着まで押し上げた。「ここまで前々の競馬をしていたから、うれしい誤算。水曜日の追い切りはジョッキーが乗って“コントロールが利いて乗りやすい”と言っていた。いい感じに仕上がってますよ」

 狙える雰囲気は漂っている。次週に控えるビーカーリーも水曜日に追い切りを消化。「1週前としては良かった。当週はサラッと。状態は上がってますね」と手応えはいい。キャリア薄の2歳G1は一筋縄では収まらない。「若馬は何があるか分からない。ハマれば一発があってもいい」。新進気鋭の指揮官は大仕事を狙う。

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2016年12月9日のニュース