【メルボルンC】カレンミロティックは失速23着 ベリー「最後は反応なかった」

[ 2016年11月1日 13:13 ]

優勝したアルマンダン(手前)と2着のハートブレークシティー(AP)

 南半球最大のレースで豪州競馬の祭典「第156回メルボルンカップ(G1・芝、24頭、3200メートル)が1日、豪・フレミントン競馬場で行われ、日本から参戦したカレンミロティック(セン8=平田厩舎)は最後の直線で早々に失速。23着に終わり、06年のデルタブルース以来となる日本馬の同レース制覇はならなかった。

 カレンミロティックは3、4コーナー中間まで3番手付近を追走。好位置で4コーナーを通過したが直線で失速し、23着でゴールした。

 レース後、鞍上のT・ベリーは「いいポジションで運べたけど、最後は反応がなかった。力を出し切っていない感じ」とコメント。平田師は「今までそういった面を見せたことはない馬だが…」と敗因をつかみきれない様子だった。

 優勝は国内オッズで8番人気の地元馬・アルマンダン。アイルランド馬のハートブレークシティーとの接戦を制してG1初制覇を飾った。2着に入ったハートブレークシティーは12番人気。1番人気のハートネルは3着で、3連単は21万9110円の高配当となった。

 同レースへは、過去7頭の日本馬が出走。06年にはデルタブルース、ポップロックの角居厩舎がワンツーを決めて世界の競馬関係者を驚かせたが、その後は苦戦が続いている。

 ◆メルボルンC オーストラリア最大のレースとして、圧倒的な知名度と人気を誇る。創設は1861年。150年以上の歴史を持つ。フルゲートは24頭。当初は2マイル(約3218メートル)で行われていたが、1972年からメートル法を採用したことで3200メートルになった。レース当日(11月の第1火曜日に行われるのが慣例)はビクトリア州の「祝日」に指定されて国民に浸透。総賞金は620万豪ドル(約4億9414万円)。

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