【メルボルンC】“国を止めるレース”にファン興奮「この日を待ちわびていた」

[ 2016年11月1日 11:15 ]

色鮮やかなドレスで着飾り競馬場を訪れた女性たち

 11月の第1火曜日。オーストラリアでは特別な日だ。南半球最大のレースであるメルボルンC(G1・フレミントン競馬場、芝3200メートル、総賞金600万豪ドル、1着賞金同360万)が行なわれるこの日は、同レースが開催されるヴィクトリア州が「メルボルンCデー」という祝日になるほど。レースの瞬間はオーストラリア中の国民が仕事の手を休めレースを観戦するため、“Stop The Nations”(国を止めるレース)とさえ言われている。

 今年は日本からカレンミロティック(せん8歳、栗東・平田修厩舎)が参戦する。同馬は今春、同距離の天皇賞でキタサンブラックとハナ差の接戦を演じた実力の持ち主。とはいえ現地では伏兵の一頭とみられる程度だ。

 その日本馬にとって「今日の硬めの馬場は良いだろう」と口を揃えるのが日本でもお馴染みのJ・モレイラとC・ウィリアムズの両騎手。それぞれハートブレークシティーとキウイに騎乗する。

 競馬場を訪れるファンは皆、男性はスーツ、女性も色鮮やかなドレスで着飾っているか、奇抜な仮装をしているかのどちらか。ドレスに身を包む写真の三人組は「1年間、この日を待ちわびていたわ。天気が良くて最高!!」と満面の笑みをみせていた。レースの発走まではあとわずか。果たしてどんな結末が待っているだろう。

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2016年11月1日のニュース