【梅ちゃん先生 特別編】11日中山11R クラリティスカイの復活だ

[ 2016年9月11日 08:00 ]

 競走馬を変身させるには環境を変えろといいます。昨年のNHKマイルC優勝後、大敗を繰り返してきたクラリティスカイ。栗東から美浦・斎藤厩舎に転厩した途端に見違えるほど活気づいてきました。新しい環境が刺激になったのでしょう。転厩初戦の関屋記念(8着)はスタートで立ち遅れたため馬群に囲まれて動きが取れなくなりました。おまけに先行勢有利なスローペース。それでも後方からメンバー中2番目に速い上がり(3F33秒2)で差を詰めています。復活の兆しを示す走りでした。

 何よりも目を引いたのは、関屋記念後の調教の変化です。際立ったトモ(後肢)の踏み込み。促さなくても自らハミを取って加速していきます。斎藤誠師も「転厩初戦で手探りだった前走時とはかなり違う」と手応えをつかんでいます。

 重賞2勝はいずれも東京が舞台ですが、中山のマイル戦も一昨年の朝日杯FSで小差3着の実績。当時、騎乗した岩田は「3、4角で外に振られたのが痛かった」と振り返っています。57・5キロの重量はハンデキャッパーが高評価した証。今度は内寄りの枠から好位を取って抜け出してくるでしょう。

 <11日中山2R・サトノアレス、午前中の勝負馬>前走・札幌戦はゴール前で脚元をすくわれての2着惜敗。洋芝の札幌から時計の速い中山に替わってディープインパクト産駒の切れ味全開です。

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2016年9月11日のニュース