【2歳馬情報】“日本の宝”ブエナ初子コロナシオン 秋デビューへ

[ 2016年8月3日 05:30 ]

注目のコロナシオンと池添学師

 札幌に続々と良血新馬が入厩している。一番の目玉は11年ジャパンCなどG1・6勝を挙げた歴史的名牝、ブエナビスタの初子コロナシオン(牝=池添学、父キングカメハメハ)だ。

 きゃしゃな体形の母に対し、父の特徴をよく引き継いだのか、全体的に筋肉量が多くトモ(後肢)がしっかりとした印象。一方で、穏やかで愛くるしい顔は母とうり二つ。管理する池添学師(35)は「やはり雰囲気はある。この一族がそうであるように、常歩(なみあし)のさばきは硬めだがキャンターに行くと素軽い。時計を出し始めるとガラッと変わってくるのでは」とその乗り味の良さを伝える。

 先月20日に札幌入厩。同28、29日に受けたゲート試験は2度とも不合格となってしまったが「慎重なところがあって、そういうところが出てしまったのでは」と問題なしを強調。3日、トレーナー自らが騎乗して3度目のゲート試験を受ける。デビューは秋の予定。「札幌はゲート試験だけです。芝の中距離で使うことになるでしょう」と見通しを語ったトレーナー。“日本の宝”とも呼べる血統馬がどんな走りを見せてくれるのか。期待は高まる。

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2016年8月3日のニュース