【レパードＳ】清水久厩舎ゲキアツ２頭が主役食い

　【東西ドキュメント・栗東＝２日】１年で一番暑い時季に行われる砂上の戦いレパードＳ。“熱さ”が伝わってきたのは有力馬２頭を送り込む清水久師だ。主役視されているケイティブレイブを格好の“獲物”と捉え、２頭はそれを追う猟犬。指揮官のコメントをメモするオサムも熱くなった。

　「本当に良くなるのは来年、再来年かな」と話すネクストムーブだが、Ｍ・デムーロの起用に期待は隠せない。「先週乗ってもらって“いい走りをしてる”と言ってくれた」と重賞でもやれる手応え。ピットボスはユニコーンＳ４着で能力の片りん。「以前は抜け出すとやめてしまうところがあったけど、だいぶ“真剣さ”が出てきた」。こちらは鞍上に内田を起用し余すことなく末脚を引き出す構え。

　両馬１週前にＣＷで入念な併せ馬を消化しているが、見逃せないのが２日空けた土曜（７月３０日）にも同じＣＷで６Ｆ７９秒台の時計を刻んでいること。熱い。“清水久流”のスパルタ調教が目指すところは、主役を食らってのワンツー。これしかない！！