【小倉記念】8歳ナルト復活の夏 3年前V、得意ローカルで返り咲く

[ 2016年8月3日 05:30 ]

8歳メイショウナルトが3年前のV舞台、小倉記念で復活を目指す

 小倉記念3年前の覇者メイショウナルトが復活Vを狙っている。今春、武田厩舎の解散に伴い、本田厩舎へ転厩。これが4戦目となるが「一番の状態」と関係者の誰もが口をそろえる出来。小倉を得意とするメイショウ軍団が今夏も制するか!?

【小倉記念】

 惨敗続きの古豪が復活を遂げるかもしれない。8歳のメイショウナルトが3年ぶりの小倉記念制覇へ上昇ムードだ。担当の上田助手は「近走の内容から、強気にはなれませんけどね」と前置きしつつも、年齢的な衰えはきっぱり否定した。

 「(今年3月に)転厩してから担当してますが、肉体の衰えは感じません。若い馬と比べても活気がありますからね」とはいえ、馬券圏内に入ったのは14年福島記念の3着が最後。昨年の小倉記念以降は7戦連続して掲示板すら逃している。常識的には手が出しづらい。そんな現実を踏まえた上でも“今回はやれるかも!?”という雰囲気にあると言うから、耳を澄ませたくなる。

 「転厩初戦の新潟大賞典は休み明けでもあり、さすがに太かったですね。ただ、このレースを使う前から、調教師に“小倉記念が4戦目になる”と聞いていたんです。そこが一番合う条件だと思っていたし、そこで一番いい状態に持っていければと思っていました。実際、使うごとに良くなってきたし、筋肉の付き方も今が一番いいですよ」

 過去に重賞2勝を挙げている平たん小回りの芝2000メートルはベスト。前走七夕賞も舞台設定は良かったが、「力んでペースが速くなり過ぎた」と上田助手。その点、今回は頭数が落ち着きそうで、マイペースで行ける公算は大きい。「本当に状態はいいし、動きもいい。攻め通りに走れれば、レースでも結果が出せると思います」。もう言い訳はできない。往年の走りがよみがえるなら、今回しかない。

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2016年8月3日のニュース