【児島キングC】山口G1・2勝目“相棒”46号機は特別競走V3

[ 2015年11月20日 05:30 ]

今年G1・2勝目を挙げた山口

 ボートレース児島開設63周年記念G1「児島キングカップ」の優勝戦が19日、12Rで行われた。地元岡山勢連覇の期待を背負った1号艇・茅原の野望を打ち砕いたのは、山口剛(33=広島)。2コースから見事差し切り、8月浜名湖周年に続く今年G1・2勝目。なお、コンビを組んだ46号機は児島の“特別競走3連覇”となった。

 中国地区選手権、マスターズとG1連覇中のエース46号機を引いた山口は戦う前から自分にプレッシャーをかけていた。「優勝を狙っていく。最低でも優勝戦には乗らなければいけない」。その誓いは最高の形で結実した。1マーク。美しく、かつパワフルに差しが入った。勝負はあっけなく決着した。

 「46号機は凄い。出力低減モーターじゃないみたい。プロペラの気になっていた部分を叩いた優勝戦は特に凄かった。外の選手より出ていったので、内の茅原君と一騎打ちだと思った」。山口は振り返った。

 その茅原。準優までと違って1周1Mのターンに余裕がなかった。やや焦り気味に握ったところを差された。道中の懸命なアタックも山口にかわされた。

 今節、山口は同じ46号機でマスターズを完全Vした今村から「スタートは突っ込むな」と貴重な助言を得た。全速スタートなら必ず伸びる。モーターの力を信じて戦った。今年は8月浜名湖周年に続いてG12勝目。チャレンジカップに出場できず、グランプリ出場には届かないが、山口の完全復活を印象づける優勝だった。

 ◆次走 優勝した山口剛の次走は12月2日からの津一般戦。星野太郎、重野哲之、久田敏之らが出場。茅原悠紀、坪井康晴、中島孝平は24日からの芦屋SGチャレンジC。今垣光太郎、松井繁、田中信一郎、山崎智也、守田俊介、瓜生正義、菊地孝平らとV争い。前本泰和は27日からの宮島一般戦。市川哲也、木村光宏、森高一真らが参戦。杉山裕也は27日からのからつ一般戦。川崎智幸、湯川浩司、森永淳らとVを争う。

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2015年11月20日のニュース