【浦和・埼玉新聞栄冠賞】９歳カキツバタロイヤルが３年半ぶりＶ

　「第２５回埼玉新聞栄冠賞」が２８日、浦和で行われ、３番人気の９歳カキツバタロイヤルがＶ。１２年５月・川崎マイラーズ以来、約３年半ぶりの白星が重賞６勝目（南関重賞４勝）となった。このレース５度目の挑戦（過去２、２、３、２着）で美酒。中野省吾騎手（２３＝船橋）は重賞初制覇。

　道中は５番手のイン。出入りが激しくなった３、４角を乗り切り、短い直線で大外強襲。自慢の勝負根性で半馬身抜け出した。「直線はいい手応え。（馬が）いい先輩という感じ。まだまだ頑張ってくれると思います」と中野。函館師も「若い頃ほど切れないけど辛抱強い。ここまでやってくれるとは」と目を細めた。

　◆カキツバタロイヤル　父ロイヤルタッチ　母ホウヨウリリー（母の父アンバーシャダイ）　牡９歳　船橋・函館一昭厩舎　馬主・佐野恒久氏　生産者・北海道日高町の山田政宏氏　戦績６４戦１５勝（南関東４９戦１０勝）　総獲得賞金１億７１５５万９０００円。